3部からなる「Flow Series」の中で最も厳しいトレーニングである『Total Yoga: Flow Series ミ Fire』は、伝統的なポーズと最新のポーズの両方を1つの連続した流れに結合させている。これらのポーズは上級レベルで初めは難しいが、難易度はアーサナ（ポーズ）を保つ長さと、それぞれのビンヤサ（連続するポーズ）を繰り返す回数によって増減できる。インストラクターのトレーシー・リッチとガンガー・ホワイトは黙って60分のセッションを先導し、ナレーターによる指示音声が流れる。指示は伝統的なヨガの用語とシンプルな合図（ヨガの初心者は、こちらの方が分かりやすく感じるかも知れない）の両方を使って出される。バランスとウジャイ呼吸と安全の基本が冒頭で語られるが、その後、激しさの度合いが勢いよく増す。リッチとホワイトは、立ちポーズと3回の太陽礼拝のポーズを通じて非の打ちどころのないフォームと位置を見せる。フロアワークでは難度が上がり、腹部と腰を使うポーズを増やしながら、厳しいレッスンが続いていく。後屈、肩倒立、反転したバランスの動作が、この上級課程の仕上げをする。素晴らしい自然の映像など、リラクセーション用のビジュアルをバックにした瞑想が後に続く。模範となるフォームと内容のお陰でトレーニングは素晴らしいものに仕上がっているが、ルーティンが複雑なため「Total Yoga: Flow Series ミ Fire」は中級から上級の生徒向けになっている。（Olivia Voigts, Amazon.com）